SECOND HARVEST JAPAN

marugohan

世界で最も豊かな国のひとつである日本。しかしながら、200万人近くの人々が、少なくとも週に1回は十分な食べ物を手に入れられていないと報告されています。その要因は、日本人独特の“慎み深さ”、“謙虚さ”、“お返しを重んじる”といった国民性にありました。

そこで、日本初のフードバンクであるセカンドハーベスト・ジャパンは、フードバンクに対する概念を変えるため、何か対策を講じる必要があると考えました。
この課題を解決するのに大切なこと、それは、日本の文化と繋がっていること。
私たちは”give back” ― つまり「恩返し」こそが、その解決の糸口だと考えました。

そうして生まれたのが食糧支援の新しいスタイル、“marugohan”なのです。

フードバンクは、まるで近所のスーパーマーケットのような新しいデザインに生まれ変わりました。そして、そこにはまったく新しい「支払いシステム」があります。“marugohan”を利用する人たちが支払うのは、お金ではありません。必要な食品を選ぶのと引き換えに、人々のためになる“行動”をして社会に「恩返し」をする、という支払いをするのです。

この「恩返し」というアイデアは、人々に気づきを与えたばかりではなく、社会のフードバンクに対する見方や関わり方を変えました。
marugohanは発足以来、成功を収めてきました。ドバイ万博2020では助成金を授与され、未来の食糧支援の青写真となったのです。

Achievement

EXPO 2020 Dubai Sponsorship Awarded